人の意図を理解し、知的活動を支え、人と対話する情報処理システムを開発できる高度情報処理技術者を養成します。基礎となる問題解決・探索・知識表現・プランニング・推論・自然言語処理などの知識や、学習・論理プログラムなどの技術を身につけます。将来、知的処理や人工知能に強みを持つエンジニアとして、コンピュータメーカーやソフトウエア産業などでの活躍が期待されます。
キーワード
人工知能、問題解決、探索、知識表現、プランニング、推論、自然言語処理、学習、論理プログラム、知的情報処理
養成する技術者像
人の意図を理解し、人と対話できる知的情報処理システムを開発できる技術者
嶋田 和孝 研究室 - コンピュータによる言葉の解析・理解:自然言語処理

人間が意図を伝えるために最も重要な手段は言葉です。しかし、人間は単に言葉だけではなく、たとえば声の大きさやイントネーション、表情の変化や手や体を使ったジェスチャなど、さまざまな情報を総合的に利用して物事を理解します。その言葉や意図を理解することは、インターネットでの賢い検索や人と会話するロボットの実現のために必要不可欠な技術です。一方で、人間の言葉はあいまいで、文脈や空気を読まないとわからないこともたくさんあり、コンピュータで処理することはとても難しい問題です。言葉をコンピュータで処理することを自然言語処理と呼び、人工知能という言葉ができたときからある重要な研究テーマです。
私たちの研究室では、ネット上の書き言葉の分析や人間とコンピュータの対話処理、人間同士の会話や議論の分析システムの構築を進めています。コンピュータに言葉を理解させるにはまだまだ多くの課題が残っています。みなさんも大学に来て一緒に研究してみませんか?